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ビジネスも拡大させるブレイディ

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NFL
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今オフ、フリーエージェント(FA)となり2年5,000万ドルの契約でバッカニアーズに移籍したクオーターバック(QB)トム・ブレイディ。20年間在籍したペイトリオッツで6回のスーパーボウル優勝を誇るスター選手が新天地でどんなプレーをするかまさに全米から注目を集めている。ブレイディ自身、電話会見で「自分にとって忙しいオフシーズンになっている。自分にとって素晴らしい挑戦で素晴らしい機会となるたくさんの新たなものを学んでいる。そしてそれを行うための自分が知る唯一の方法で実行するつもりだ」とさらなる成長への意欲を示した。

さらにブレイディはオフフィールドでのビジネスも拡大させようとしている。まずブレイディは現在、スポーツ用品のアンダーアーマーや自動車のアストンマーティン、スイス高級時計のIWCシャフハウゼン、シューズ小売りのフットロッカーをはじめとする企業と広告出演などのエンドースメント契約を結んでいる。経済誌フォーブスによればその額は年1,200万ドルに達しているということだ。通常、大都市ボストンを擁するニューイングランドから中堅都市タンパベイに移ることは市場が縮小するため広告主にとっては良いことではない。ただブレイディの契約は一地域に向けたものではなく、全米向けの広告を狙ったものなので影響はないだろうというのがもっぱらの見方だ。さらにブレイディの在籍により、バッカニアーズの全米規模での注目度、露出がこれまで以上に上がるだろうとまで見られているのである。

加えて、ブレイディはこれまでビジネスパートナーのアレックス・グエレッロ氏と自身のブランド、TB12を設立し、事業展開してきた。現在TB12のアパレルやプロテインなどの食品、トレーニング用具などが販売されている。すでにタンパベイと入ったTシャツも発売済みだ。そのTB12は3月17日、マーケティングやデータ解析に強いタラ・マクレエ氏が同社初の最高マーケティング責任者(CMO)に就任したことを発表している。ジョン・バーンズCEOは「彼女はわれわれの積極的な成長戦略と他の市場への拡大計画を助けてくれるだろう」と語っている。

またブレイディとタンパベイを意味する“TB x TB”を商標出願したとのことだ。

ブレイディは映像分野にも進出している。3月初旬に映像製作会社、199プロダクションを設立した。199というのは2000年に自身が受けたドラフト指名順位にちなんだもの。すでに映画アベンジャーズシリーズの監督などで知られるルッソ兄弟やブレイディのドキュメンタリー『Tom vs Time』で監督を務めたゴータマ・チョプラ氏と契約し、『Unseen Football』という最初のプロジェクトに取りかかっているという。ブレイディは「必ず、199プロダクションチームとパートナーは世界に通じる刺激的なコンテンツを制作します。乞うご期待」というコメントをインスタグラムで発表している。今後は有名アスリートを題材にしたドキュメンタリーシリーズを制作していくようだ。

ブレイディは以前にも元ジャイアンツのディフェンシブエンド(DE)で現在テレビキャスターのマイケル・ストレイハン氏、チョプラ氏と『Religion of Sports(スポーツの宗教)』というプロダクションを設立した実績もある。同社はスポーツがなぜコミュニティに深く関わるかをストーリーテリングの力で表現することを目的とし、映画制作者や作家、デザイナーなどで構成されている。これまで『Tom vs Time』やテニスのセリーナ・ウイリアムズ、故コービー・ブライアントのドキュメンタリーなどの制作を援助してきた。

またNFL選手会(NFLPA)にとって、ブレイディはジャージーとグッズの販売において最高のセールスマンでもあり続けている。NFLPAは2014年以降四半期毎にジャージーの売り上げランキングを発表しているが、ブレイディは17回連続でトップ3入りを果たしているのだ。

今回の移籍でも発表直後、まだ背番号も決まっておらず、さらに4月にバッカニアーズの新ジャージーが発表されることもあって、真っ白なジャージーに背番号0のブレイディのジャージーの販売受付が開始されるや瞬く間に売り上げトップに躍り出たということである。

8月に43歳になるブレイディだが、プレーでもビジネスでもその歩を止める気はないようだ。

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